第6日目 増毛〜留萌〜羽幌〜苫前〜名寄〜美深〜下川 |
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◇エビとタコ◇ エビとタコ・・・子供の頃は、この2種類の寿司しか食べられなかった偏食家の私が、 なんでこうも変わるかなぁ・・・というほど、今ではすべての魚介に目がないのだが、 今でもこの2品にはやっぱり思い入れがあって、好物を後に残すタイプの私は、 寿司に入っているエビとタコは最後までとっておくのだ。 エビ、いろんな種類があるけど、どの種類も好き。 北海道でのエビにまつわる話は、92年の初めての北海道で味わった、 「北海シマエビ山ほど事件」(旅行記参照)、なんてのもある。 タコ・・・・うどんが入っていそうなどんぶりに、たっぷりと盛られた「タコ酢」を一人で食べてしまえるほどタコが好き。たこ焼きというならば、タコだけを焼いてください・・・と願うタコ好きな私。 と・・・・・・前置きが長くなったけど、私のこの2大好物が増毛にあった。 港のあたりにある、「ましけ港町市場 渇涛。水産」という店、昨日の悪天候の中でも大変な賑わいを見せていた。かなりの人ごみのために、買物は明日の早朝に・・・ということで、宿を出発してまず最初にココへやってきた。 宿の方も「買物するなら、そこがいいよ」と教えてくれたのでワクワク。
昨日は夕方だったので、商品も少なめだったけど、今日はいっぱいだ! 甘エビ、ボタンエビ、そしてタコ〜。おいしそうだぁ〜。 それに、甘エビもタコも安いなぁ〜。 たぶん、このとき、私の目の中には、☆星がいっぱいだったかも(笑) ここで私達はそれぞれの実家に、甘エビなどを送って、 自分たち用に、でっかいタコ足を一本購入。 前日に宿でたくさん甘えびを食べていたから、この時、自分たちにはエビは買わなかったけど、旅行が終わり、冷静になってみればみるほど、「買えばよかったのに〜」と後悔してしまうのである(笑) (※1ヵ月後、通販で買っちゃいました(^_^;) この時に買ったタコ足の話は、またあとで・・・・ 増毛の駅にも当然寄り道してます。
◇今日も雨◇ 昨日、大雨の中一度訪れた、留萌に再びやってきた。 静態保存のSLの写真を撮りにきたのだ。 公園の駐車場で、昨日サーモンファクトリーで買った鮭のからあげなどを朝食代わりに食べた。夏場と違って、食べ物が傷まないので助かるなぁ。
留萌から羽幌まで移動する間、こんな天気では、ときめく風景にも出会えない・・・と思っていたけど、こんなものに遭遇。 ここを通ったことがある人なら、見たことあるでしょ(笑)
羽幌まで行ったのは、静態保存のSLがあるからだ。 これで天気が抜群に良ければ、もう少し足を伸ばして利尻富士でも見に行きたい気分だろうが、そんな気持ちはひとつも起きず(笑)
羽幌を最後に、この後は日本海沿いを離れ、北海道の内陸部へと移動。 苫前に来たら、一度は行ってみたかった「三毛別熊事件」の復元現場へと向かってみた。この事件は、簡単に言えば、ひぐまがたくさんの人を襲った事件で、詳しく書かれたサイトや本もあるので、ここでは省略。 国道から案内板が出ていて、指示通り道を曲がったものの、 ほんとにこんなとこに、昔は人が住んでいたの?って思わせるような長い道のりで、不安・恐怖心があおられた。 さっきまではほとんど見なかった残雪も、ところどころで見かけるようになったころ、 ようやくその現場に到着した。 残念!まだ、ビニールシートが被っていた〜。 さっきのSLといい、また来ようと思う。慰霊碑があったので、しっかりと手を合わせてきました。 苫前のカントリーサインもクマ。 それが、なんともほのぼのした親子熊で、かわいい。 国道から、事件の復元場所までを結ぶ道は、「ベアロード」と名前がつけられ、 一軒一軒のお店やお宅に、かわいいイラストの看板が、付けられていた。 ちなみに、絵柄は三種類。かわいいよなぁ〜。 誰か著名なイラストレーターさんが書いたのかしら?
◇気が付けば天気回復◇ 日本海沿いのエリアを離れ、苫前から士別へと国道239号を走る。 かなりの雪が残っていて、「あー北に来ているんだなぁ」という気持ちが強くなった。 途中、建物などほとんどなく、山深い雰囲気を味わうにはもってこいな道だった。 コレでもう少し空が青ければ・・・と悔しく思った。 この時点で、雨は降っていなかったが、灰色のどんよりした空には変わりなかったので。
◇ラーメンモードとトマトジュース◇ このタイトル、おかしいけど、そのまんま。 山道の国道を終えて、南北に走る国道40号に出てきた頃、お腹がペコペコだった。 「士別においしいラーメン屋さんがあるよ。」と、函館のUさんから聞いていた。 しかし、場所がよくわからない。 腹が減って、集中力をかなり欠いていたけど、公衆電話発見! 電話帳で店の住所を見て、あとは現地で住所を頼りに探した・・・。 あった〜!でも、休みだって・・・・(T_T) この時点で、私もPもとてつもなく、ラーメンモードになっていたので、 しばらく落ち込む(笑) その後、気を取り直して、次の目的地美深へと、腹ペコのまま進むことにした。 しかし・・ものすごい集中力だった(笑)キョロキョロ飲食店を探す私のまなざし! そんな時、「ラーメンさんぱち」の看板発見。 やったー!!ラーメンだぁ〜\(◎o◎)/! もう、ラーメンだったらなんでもいい。とにかくラーメンが食べたい。 そんな私達の願いは成就したのだった。
ちなみに、「ラーメンさんぱち」は、道内を中心としたチェーン店なんだけど、10年前に札幌で食べて以来だったので、とても懐かしい・・・というよりは、今風な味になっていて新鮮だった。 Pは初さんぱちだったので、結構気に入っていたように見えた・・・。 さて、次はそろそろトマトジュースの話。 Uさんから、教えてもらった絶品というトマトジュース「太陽の水」を求めて、 美深の道の駅を目指す。 と・と・と・・・・その前に、Pのご機嫌うかがいもしなくては・・・。 国道をはずれ、線路に近い細い道を行くことにした。時刻表を調べて、特急列車がやってくるので、どこかで、撮影でもしようと提案した(ご機嫌うかがいである・笑) でも私はどこで撮影しようか・・・と、ロケーションしている時が結構好きなんですよ。 天塩川が見えるポイントでなかなか良さそうなアングルを発見。 先ほどまでの雨の影響で、天塩川も水かさがかなり増していて豪快だった・・・。
話を先に進めよう(笑) トマトジュース、苦手な人のが多いのかな? このUさんに教えてもらった「太陽の水」(美深のぞみ学園)は、ほんとにおいしかった。 まず、しょっぱくない。トマトジュースにありがちな、塩の味は無し。 すっぱくない。どちらかといったら、甘い感じ。水を飲むように、ゴクゴク飲める印象。 真夏に汗をダラ〜っとかいたあとに、これをグビグビ飲みたいなぁ・・と思う逸品。 土産に、6本購入。美深の道の駅で売ってるそうです。 この美深の道の駅、コロッケなどのおいしいものがいっぱいあるみたいだけど、 もう一つ、Uさんに教えてもらったものが、地元のお菓子屋さんの「カボチャパイ」。 カボチャの甘みが生かされてて、ウマい!トマトジュースとこのカボチャパイという組み合わせが変に気に入ってしまい、今後この道の駅を利用した時には、きっと買ってしまうんだろうなぁ〜(笑)
おいしい情報を教えていただいたUさんに、感謝の気持ちでいっぱいになりながら、 美深を離れたのでありました・・・・・ おしまい・・おしまい・・・・・いやー!まだ終わらない。長い一日だ(笑)
◇あこがれの五味温泉◇ この日の宿泊地は、下川町の五味温泉。 以前、友達からある漫画を貸してもらった。はた万次郎著「ウッシーとの日々」。 下川町に移住した漫画家の愛犬や愛猫、近隣の人々や北海道の自然とのかかわりが面白おかしく描かれた素敵な漫画だった。 このはたさんがよく行く温泉として描かれていたのが、この五味温泉。 改装され、建物も立派になり、はたさんが描いていた頃とはものすごく変わったのだろうが、とにかく一度来て見たいなぁ・・・と私の念願の温泉だった。 下川の街の中心部から少しはなれ、携帯のアンテナが立たない場所に、温泉はあった。(ちなみに、携帯はボーダフォン) しかし、宿泊客もいっぱい。日帰り入浴客もいっぱい。とにかくこの温泉、大人気のようだ。 お風呂へ行くと、おばあちゃん人口が多いことにちょっとおどろく(笑) でも、お年寄りが近所か、遠くからかわかんないけど、わざわざ来たくなるような温泉なんだなぁ・・・・と、しみじみ。いい温泉なんだね。 温泉にもつかり、夕飯もたらふく食べ・・・後は寝るだけ・・・・・・ ダメだ、まだだぁー!!!! 今朝、買ったもの忘れちゃいないかい( 一一) タコ。そう、でっかいタコ足。いよいよ刺身で食べる時が来ました♪ うちから、包丁まな板持参しているので、部屋でそのでっかいタコ足をPが切る。 う・う・うまそー!! ちゃんと、この時のために、街の中心部にあったコンビニでわさびも買ってきたし、醤油は家から持ってきたし(笑) パクリ・・・・。はぁ〜ため息の出るようなウマさでありました。
その後、眠気覚ましにロビーに置いてあった「ウッシー・・・」を熟読。(置いてあるとわかった時は、思わずヤッタ!と言ってしまった) この季節、行者にんにくが採れるんだ・・・。明日から探すとしよう・・・。 そんなことを考えつつ、いつの間にかテレビもつけたまま、寝てしまった。 |
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