◇下川・・・携帯電話圏外事件のはじまり・・・◇
五味温泉をあとにして、まずは下川町名物?「万里の長城」へ行くことにした。
万里の長城?と思われるでしょう。しかし、ここにはあるのです。
興味ある人は実物を見に来られるとよいでしょう。
冬にはアイスキャンドルフェスティバルの会場になるので、いつか私も冬に来て見たいなぁ。
早朝だったため、誰もいない・・・。レンタサイクルがあるらしいけど、そこもまだ営業していなかった。私達は最初は一周歩こうと思ったけど、結局少しだけ歩いて記念撮影をして、万里の長城はおしまい(笑)
あまりたくさんの人が
歩いてはなさそうな雰囲気 |
雲厚めです!
遠くに見える山の景色が
いい感じでした。 |
皆さんも是非一度どうぞ。 |
この時、実は引っかかっていることがあった。
それは・・・携帯が、昨日の夕方頃から全く機能していなかったこと。
しかし、今日は、「タイミングが会えばどこかで会いたいですね〜」・・・と、
お友達Bさんと事前にメールを通じて話していた。
きっと昨日から、メールをくれているんじゃないかなぁ?と心配だったのだ。
万里の長城から下川の中心部に移動してきた・・・するとメールを何通か受信。
しかし、それはBさんのものではなく、別の友人のものだった。
そのうちの一通が、受信エラーになってしまった。アンテナが弱いのか、
たくさん一気に受信しすぎたせいなのか、初めての体験に何がなんだかわからないまま、再び携帯電話圏外エリアへと車を走らせたのだった・・・。
◇消えた牧場◇
次にどうしても来たかったのが、サンル牧場。
ココを知ったのも、はた氏の漫画を読んだからなのだが・・・・。
サンル川という川が下川に流れている。
その川にダムを建造する計画があって・・・・という話が漫画の中に出てきた。
はた氏は反対運動に参加していた。
その話が書かれて数年たっているので、今はどうなっているんだろうか・・・?と
疑問に感じていたのだ。
ネットで調べたところによれば、ダムの工事はどうやら着々と進んでいる様子だった・・。
この工事に先立って、、サンル地区の住人は移転し、その影響なのか、経営上の問題なのか、今はもう無人(無牛?)となった牧場・・・それが、「サンル牧場」だ。
少し前の地図にならおそらくしっかり載っていると思う。
私の持っている地図にももちろん載っていた。展望台のマーク入りだ。
もっと早くここを訪れてみたかった・・・と悔やんでも悔やみきれない。
地図を頼りにサンル地区へ。すると巨大な橋脚がすでに何本も出来始めていた。
もしかしたら、工事関係者以外は牧場の敷地に入れないかなぁ?と不安だったが、
とくにそういった看板もなく、(見落としたのかも)牧場の入り口まですんなりとたどり着いた。
細い牧場内の舗装された坂道を車で上っていくと、てっぺんの丘に展望台が見えた。
わくわくうれしい気持ちもあったが、撤去されたフェンス・・・使っていない餌箱・・・
見るものすべてが悲しくせつなく映った。
しばらく上っていくと、舗装路が一部雪で覆われていたので、そこに車を停めて、
歩いて丘のてっぺんまで登ることにした。
雪の向こうに車は停めてあります。 |
あのてっぺんの塔に行ってみます。 |
そうそう、ここに来た時に、かわいい住人にびっくりさせられました。
その話は、また後ほど。
丘の上の展望台の階段は上れないように、立ち入り禁止の看板でしっかりと塞いであった。
しかし、展望台に上らなくともどうですか!!!この眺め。
しばらくは、写真を撮ったり、雲が流れていく時に作る影を眺めたり・・・。
見渡す限りの牧場には、今は一頭の牛もおらず、作業している人の姿も見えず。
ただただ静かに、時が流れていくだけ。
サンル牧場・・とても広大だ |
誰もいない・・ |
風の音しか聞こえない |
こちら側の風景は
寒々してる
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餌箱、夏になったら
使ってるのかなぁ・・?
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草の新芽が
出てくる季節なんだね |
てっぺんの丘から再び車で下っていくと、さっき現われたかわいい住人が登場!
北海道で初めて見ました、野うさぎです!
春ですからね〜、恋の季節ですからね〜(笑)
カップルで現われるんですよ。何匹も何匹も。あ、うさぎは一羽、2羽だ(笑)
なんとなく、寂しい気持ちになってしまうこの牧場だったけど、
この住人たちのおかげで、ちょっと明るい気持ちになったのでした。
うささんたちよ!あの場所で、元気で楽しく暮らしていくんだよ〜。
あ〜!住人登場だぁ〜!!!
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さっきとは違う子ですよ〜
逃げないで〜 |
またまた違う子だぁ。
拡大して見つけられるかな? |
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ココに来ることが出来て
ほんとにうれしかったよ。
ありがとう。 |
◇携帯電話圏外事件◇
サンル牧場から、再び下川の街の中心部に戻ってきた。
携帯のアンテナが久々に立った。メール受信・・・あれ、またエラーメールだ。
うまく受信できないメールが一通あったので、そのメールはサーバから削除することにした。
すると・・・再び一気にメール受信。どうやら、エラーメールがひっかかっていたようだ。
受信したメールの中にBさんのメールがあった。
その内容は、今日はどんなルートで周っているのかを聞くものだった。
すぐに、このあとのルートをメールした。
「下川から、岩尾内ダムへ向かいます」と・・・。
Bさんが「ダムで何するの?魚釣り??」「会えるかどうかわからないけど、ドライブに出発しまーす」と返事をくれたので、「そこは通過するだけ」と返事しようかと思った時にはすでに、再び携帯圏外になってしまった・・・。
まずい、このままではBさんとすれ違ってしまう・・・。ダムに着けば、携帯は通じるだろうと、タカをくくっていた私だったが、ダムに着いてもアンテナは立たず、公衆電話も壊れていて絶望的な気分になった。
とにかく、早くアンテナが立つ場所まで行こう!とスピードアップ!!
しかし・・・
実は、ここでBさんとはすれ違ってしまったのだった。
これは、結果的にあとからわかったんだけど、ようやく携帯が通じる場所までやってきた私は、「今、愛別に来ています」とBさんにメールした。
しかし、しばらくの間、返事は無かった。
ちょうど、その頃、Bさんは、先ほどまで私達がいた、魔の圏外ゾーンに突入していたらしいのだ。
この日、鉄道撮影のためにPが時間を気にしていなかったら、
Bさんを逆に追っかけて行ってもよかったのかもしれないなぁ・・・と思っていた私に、
Pが申し訳なさそうに、「戻ってもいいよ・・・せっかく来てくれてたのに、悪かったね・・・」と言ってきた。
(T_T)あー、PもBさんも、みんなみんな、ほんとにゴメン。私のせいで、ほんとにゴメン。
・・・・猛省・・・・・
前もって約束しておけばよかった・・と今さら悔やんでもしょうがなし。
Bさんからもその後、心温まるメールをいただいて、自分のアホさ加減に落ち込んでいた私も「大変なことをしでかした!」という気持ちから、「また次に会う時を楽しみにしよう」という気持ちになることが出来た。
こんな私のために、Bさん、ほんとに温かい言葉ありがとうございました。
現地ではトイレ休憩のみ
岩尾内ダム
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ゆっくり見る余裕無かったけど
いいお天気だったんだなぁ |
不安まじりの
愛別、上川のあたりで・・・
大雪山は、とてつもなく
きれいだったなぁ。 |
この日は、もっと長くなりそうです。続きは後編で。
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